CAMを使おう ①基本的なパスを作る その4 プロフィール加工で部品を削り出す

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プロフィール加工で部品の外形を切り出します。

ポケット加工は、主に部品の肉抜き部を作るときに使用する加工方法です。

 

対して、プロフィール加工は、部品の外形を切り出す時に使用します。ここでは、Tナットの楕円の島の外形を切り出すパスを作ります。

 

はっきり言って、簡単です(笑

では、プロフィール加工にチャレンジ。

チャレンジってほどでもありません。やり方は、「ポケット加工」と殆どかわりませんのでご安心を。

 

ここでは、赤丸部分をクリックして「楕円の島」を選択し、さらに画面右の「Create Profile Toolpath」を選択します。先ほど面ハネした周囲を削り込んで島状に楕円分を残します。

 

・・・でも、さっきの「ポケット加工」、範囲が小さすぎて「ポケット」になってないんだよな・・・まあいいか。

 

 

画面右側に、プロフィール加工用の画面が表示されます。

 

 

では、設定をやってしまいましょう。

 

 

Cutting Depths

 

掘り込むプロフィール、つまり溝の深さを指定します。

 

Start Depths

 

加工開始位置です。

 

0mm

 

です。

 

Cut Depths

 

掘り込む深さです。今回は、面ハネ分1.4mm+楕円の島の高さ6.8mm=8.2mmを掘り込みますので

 

8.2mm

 

を指定します。

 

Tool

 

は、先ほどのまま、

 

End Mill(6mm)

 

でOKです。

 

Machine Vectors

 

プロフィールを切り込むとき、エンドミルを選択した連続線の「どこに走らせるか」を決めます。

 

線の外側を削りたければ「Outside/Right」、線の内側を削りたければ「Inside/Left」、線の上を削りたければ「On」です。

 

今回は、楕円の島を、「線の通りのサイズで残したい」わけですから、

 

Outside/Right

 

を選択しましょう。

 

Ramp Plunge Move

 

は、今回も使用しません。

 

Add tabs to toolpath

 

は、「基本的なパスを作る その5 プロフィール加工(タブあり)で部品を削り出す」のお楽しみ。今回は使用しません。

 

さあ、すべての入力が完了しました。

 

画面下部の「Calculate」をクリック

 

すると、画面が切り替わり・・・

 

「Calculate」をクリックしても、画面遷移しないケースがあるそうです。
その場合は「calculate」をクリックした後にその右の「close」をクリックします。ひとつ前の画面に戻りますから、その画面で「preview Toolpath」アイコンをクリックしてください。

 

 

はい、プロフィール加工のツールパスが表示されました。

 



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お楽しみのシミュレーション。

さあ、今回もシミュレーションをしてみましょう。画面右の「Preview All Toolpaths」をクリックします。

 

 

先ほどの「ポケット加工のツールパス」と合わせて、「プロフィール加工」のツールパスができました。

 

ね、簡単ですね。

 

気がすんだら(笑)、右下の「Close」、そして左上の「tnut.dxf」をクリックして最後の「タブ付きプロフィール加工」のツールパス作成に入ります。



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美しい・・・こういうの削れるようになりたいですねえ。


まさにお手本です!
どこを掴んで、どこから削って・・・工程を想像するだけでも楽しいですね。本当にかっこいいスマホケースってないですから。


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