モーター一山・・・
ゴロンゴロンとモーターです。
もちろん、ちゃんと梱包されて送られてまいりました。これが1つ千円、なんていい世の中なんでしょう。両軸のちょっとイカしたモーターを買うと、実は1つ6,000円くらいしちゃいます。
旋盤、フライスで合計5つ必要ですから、これは大問題です。
タイベル用のギアが付いていますが、プーラーでさくっと抜いておきます。
さてさて削ります。
取っ手の支柱を作成しましょう。
なんたって5つですから、ここはCNCで量産です。
5052の5mm板材(比較的安価です、小さい機械の構造材としてはじゅうぶんな強度ですから常備しておくと便利です)を適当なサイズに切り出しセットします。
量産。
材料の固定は手を抜いてボール盤バイス、いかんですねえ・・・
センタードリルを使用したガイド穴明けとエンドミルを使用した切り抜きを行います。
切削完了。
切り込みを4.9mmまで追い込むと、このようにペラペラな板状の切り残しを介して部品が残ります。
これ、完全に切り抜いてしまうと部品が暴れ失敗してしまいます。
ハンドルプレート完成。
あとはこのペラペラをハサミ(通常の紙用です)で切り抜き、外周をベルトサンダーで仕上げ飾り穴を開ければ完成。
そうなんです、ひとつずつ手作業でケガいて切り出して穴あけて、を5回繰り返す根性は私にはないのでした。
CNC万歳。
つまみお願いします。
次はつまみです。
つまみは曲面を生かしたデザインにしましょう(エルゴノミック?)。
油で汚れた手でつまみますから、すっぽ抜けないようにセンターを凹まします。ここ、160Rという大きな曲線と短い直線で構成されています。そうは見えないのですが。。。
こういうパーツはFL350E-CNCの独壇場、2017Sの10mm丸棒を噛まして自動切削します。
旋盤で曲線加工はたいへん難しい(といいますか私には不可能)のですが、さすがさすがのCNC、思ったことを簡単に形にしてくれます。
つまみ完成。
あとは軽く磨いて光らせて、つまみの完成!(飲み屋ではない)
モーターを加工します。
このハンドルを取り付ける穴を加工します。
このアイディアはロックヒルさんの掲示板で頂いたアイディアです。
6.35mmのモーター軸に4mmのねじを切り、そこにハンドルを締め付けます。シンプルなアイディアですが、効果は抜群。特にロックタイトなどを使用しなくても、左右両方への回転(負荷をかけても)にじゅうぶん耐えるのです。
超硬がキモ。
軸が硬くハイスドリルでは負けてしまったので超硬ドリルを使用しました。
ハイスでもいけるはず、という情報もあるのですが・・・位置的に養生しにくい、切断後は掃除機で切粉を吸い出します。
完成
さて、パーツが揃いましたので組み立てます!
ホームセンターで購入したステンレス4mmキャップボルトでねじ込むだけです。
ハンドルはあえて固定しています、フリーにするとCNC加工時にチャラチャラ音がうるさいんですね。
まあまあ使いやすそうな仕上がりになりました。なんとなくつけた飾り穴が妙にメカニカルでよろしいようです。
これにて完成!ステッピングモーターを現在の物と付け替えて完成!あ、データシートに合わせてCNC基盤のセッティングも忘れずに。
以上っ!