今回もCNC大活躍、能力をフルに発揮します。
使用するのは水道管関連部品ばかりです。
購入したのは以下のパーツです。
・10cm径塩ビ水道管1m
・10cm径キャップ(底に使用)
・ネジ止め水密蓋ユニット(天板に使用)
・10cm径ソケット(雌雌ジョイント)(サイクロンユニットに使用)
・3cm径塩ビ水道管50cm×2
うれしくて作り始めてしまったので、パーツ状態の画像がありません、スミマセン。
さてさて、まずは天板のネジ止め水密蓋ユニットの蓋の中央に穴を開けます。旋盤&中繰りバーで3cm径塩ビ管が隙間なくキチキチに入るよう、慎重に穴を開けます。めんどくさがりの私はこの程度の作業ですらCNCで制御します。
ビシッ。
ビシッと中央に、隙間のない穴が開きました。
仮組みするとこの通り、こんな凹凸の激しい蓋でも旋盤があれば綺麗に穴を開けることができます。
最重要部。
次はサイクロンユニットです。
10cm径ソケットに、斜めに3cm径塩ビパイプが突き刺さるように穴を開けなくてはなりません。
10mmのエンドミルを使用し、3cm塩ビ管の外径にあわせ直径3.8cm円筒を6cm掘り込むプログラムを組み、ジョイントを無理やり固定してプログラム実行・・・
だってCNCだもの。
と、15分待つとこの通り。
切り込みは5cm!!(だって塩ビだもの)
パーフェクト。
見よ、この精密切削!!隙間なく綺麗に加工できました。
この加工精度は、手作業では不可能ですね。いや、職人芸クラスの腕を持っていればできるかもしれませんが・・・3cm径塩ビ管をねじ込んだ後、塩ビ用の接着剤できっちり接着しておきます。
ここまでは順調です。
すでに峠は越えた。
そうなんです、もっとも難関と思われたサイクロンユニットがコレだけあっさり出来てしまうともう完成したも同然!
次は小物を削ります。3cm径塩ビ管をFL350E-CNCにセット、テーパー加工をすると。
ジョイントパイプ。
掃除機本体とのジョイントパイプになります。
掃除機はハンディタイプのコンパクトな奴を使用します、家に転がってました。15年選手くらいだと思います。
完成。
あとは各パーツを組み合わせ軽く叩き込み(接着剤を使用しなくても十分な気密性を保持できるようです)、洗濯機用の排水ホースをそれぞれ取り付ければ完成です!
洗濯機用の排水ホースは奇跡的に内径3.81mmの物が手に入りました(規格なのでしょうか)。
念のために説明、垂直なパイプは掃除機に接続します。サイクロン部から出ているホースは3cm塩ビ管のあまりで作成したツル口につながり、ここから切り粉を吸い取ります。
空気と共に吸い取られた切り粉は円筒上部をくるくる回りながら遠心力により空気と分離され、すとんと分離筒下部に落ちます。空気は中心のパイプより外部の掃除機に吸い取られます。