男の料理ってやつよ。連休や夏休みにチャレンジする?
これもまあ、自作の一つってことで。
料理、やります?え、やらない?もったいない!
自作野郎は料理の素質があります!(断言)
だって
・段取り
・材料・道具の調達
・工作
・後片付け
全ての要素を網羅できる経験を持ってるんですから!お題はローストビーフ。見た目もばっちり、ハッタリ聞きます。しかも美味い!
パーティーなんぞに「手土産」として持っていけばもう、話題独占ですぜ。
まずは材料
・牛もも肉の塊、好きなだけ(国産でもオージーでもOK))
・にんにく
・塩・コショウ
・玉ねぎ
・赤ワイン(プライベートブランドの安いヤツで十分)
・醤油はお好み
これだけ!
そして道具
・ZIPロック
・炊飯器
え、炊飯器?
まずはもも肉の塊を冷蔵庫から取り出して常温に戻します。ペーパータオルで表面を押し拭きして水分を取っておきます。
塩を軽く振ってさらに待つとまた水分が浮いてきます、これもペーパータオルで押し拭きしてさらに塩、コショウ(ガリガリ挽きながらかける奴がお勧め)。
これで準備OK。
焼き固めます。
おもむろにフライパンを熱し、オリーブオイルを薄く引きます。
つぶした(スライスした、ではない)にんにくを2かけら程度投入、オイルに香りを移しておきます(基本テクニック)。私はフライパンに火を入れる前に皮をむいたにんにくを放り込み、大きめの(カレー用のような)スプーンでにんにくをバリバリつぶして使用しています。「これだけ」で仕上がりの味が変わるんですねえ。今度詳しく書きますね。
十分にフライパンが温まったら、もも肉を投入。1つの面ずつ、表面を焼いていきます。
あまりくるくる回しちゃうと肉汁が逃げてしまいます、そうこの作業は肉汁を封じ込めるための作業なんです。その焼いている面が白くなって十分に火が通ったら次の面に。全体が白っぽく焼けたら次はまた1面ずつ、今度は焼き色を付けていきます。
大丈夫、難しいことはありません。中心は赤いままが理想ですが、こんなでかい塊中まで火が通りきるなんてこと、あり得ませんから。
焼き上がり。
こんな感じで焼き上がり。
実際、これで完成したも同然です。あまりの簡単さに「料理」と呼びたくないくらい・・・。
とりあえずまた板の上にでも置いておいて。生肉いじったんでまな板汚いですね、スミマセン。
あ、フライパンは洗っちゃだめですよ。
密閉・・・
ZIPロックに密閉します。
特にテクニックは不要ですが、できるだけ空気を抜いてください。ストローを端っこに突っ込んで、吸いながらZIPすればうまくいくと思います。
炊飯器にどぼん。
お湯を沸かしてください。
沸騰させなくていいです。だいたい60度くらい?熱くて手を入れられないくらいです。このお湯を炊飯器に入れておきます。
ここにZIPロックしたもも肉を投入。お湯の量はこの段階で溢れないくらいにしてくださいね。
入れたらふたを閉め、炊飯・・・ではなく「保温」。保温温度に高低がある場合、低でよいみたいです。このまま30分から40分、放置です。
肉を休ませます(ポイント!)
取り置きした画像が足りず、ちょっと飛びますが・・・
30分~40分経過したら、ZIPロックごともも肉を取り出します。このまま常温でしばらく放置します。温度が高いままZIPロックから取り出して切ると、肉汁がダダ漏れで台無しですので・・・そういえばポイントらしいことってこれくらいしかありません。
もも肉が常温に戻ったらZIPロックからもも肉を取り出し、お皿に乗せて冷蔵庫へ少し入れてさらに肉汁を落ち着かせます。
ZIPロックはそれでもしみだした肉汁が残っていますのでこれを「捨てず」、先ほどあえて洗わなかったフライパンに注いでください・・・なぜかって?
ソース作るよっ!
さあ、肉を休ませている間にソース作りますよ!
大きめの玉ねぎを2つほどすりおろし、フライパンに投入、火をつけて玉ねぎを肉汁で解きながら熱して甘みを引き出します。適当な(ホントに適当)なタイミングで赤ワインをドバドバ投入、フランベチックにアルコール飛ばしながら煮詰めます。煮詰める過程で醤油少量と塩適で味を調えます。
これがいいソースになるんです。
あ、お好みで砂糖やハチミツなどを入れてもGoodです。
切ります。
さあ、ソースができたら肉を取り出してスライスしましょう。
・包丁はシャープナーで研いで、切れ味のよい状態で。
・上等な和牛を使ったのであれば、お好きな厚さと形に切りましょう。
・私のようにオージーやアメリカンを使う人は、出来るだけ薄く、繊維と直交するように切りましょう。さらに薄切りにしたあと短冊状に切ってもよいです。
あわてずに、包丁の角度を変えず、切り始めの位置さえ気を付ければかなり薄くスライスできます。途中で包丁がずれても次のカットでも同じようにずれますから大丈夫。
ビーフサンドの中身みたいに、細切れ状になってしまってもいいじゃないですか、それはそれで美味そうですよ。
切り方の工夫で安い輸入牛でもかなり美味く食べることができます。
人よっては(私も)安い肉を使用して短冊切りにしたほうが、上等な和牛よりも肉の味がして美味い!という感想も。