すり割り。
ここまで来ればあとは簡単、総作業時間15分程度です。
まずはゆっくり、F25程度の速度(Jogで送りました)でごりごりっとスリットを入れ・・・。
ちなみにすごい騒音、とっても怖いです。ソーが割れたら瞬時に破片が飛び散りますので、回転面に頭をおかないように。私は頭をかがめながら作業しました。傍から見たらさぞ異様な景色だったことでしょう。
スリットをどんどん切ります。
1本スリットを切ったらソーを戻しZ軸を2mm下げ、ロータリーテーブルを90度回転。
戦争映画の潜水艦乗りのようにハンドルをぐるぐる回します。なんじゃそりゃ。
8回切ります。
この作業を8回繰り返せば、ほらこのとおり。
作業自体はとっても簡単でしょ?
ロータリーテーブルのハンドルにステッピングモーターを取り付ければ全工程を自動化できそうです。・・・あれ、それってA軸?
はい、失敗!
はい、できました。ジュラ製と真鍮製をそれぞれ作ってみました。
ええー、なんか見た目は極めてそれっぽくできたんですが、あまりに硬すぎてカップリングの要をなさないような気がします。
材質が悪いのか、スリットとスリットの間隔が厚すぎるのか?いずれにせよもう一息、来週末にリトライ!
カップリング、買うと意外と高いんですよ・・・
成功!
少し工夫して、なんとか使えそうなカップリングが完成しました。
スリットの深さと薄さがキモみたいです(ふにゃふにゃ具合がイイ感じ)。このまましばらく使ってみて、強度の検証をしてみたいと思います。
うまく使えるようであれば、量産して販売?
リーマー。
カップリングを結合するために、6.35mmと8mmの穴を掘ります。
写真は模型飛行機のプロペラに使用するリーマー、1,500円購入できる恐らく一番安い6.35mmのリーマーです。
・・・が、結局はめあわせを考えると6.4mmでよかったみたいです。こだわらなければ6.5mmでもいいくらいかも(カップリングが吸収してくれます)。
軸穴加工して、完成!
ということで、そのリーマーを通してめでたく、完成です。
作るべきか買うべきか?というテーマに対して挑んでみましたが(言い過ぎ)、やっただけの価値はある、と言えると思います。成果は経験値と腕。そしてこんなページを作るネタの確保ってところでしょうか。
意外と大変なカップリング自作!本項、おしまいです!