例によって設計から。
いつもどおりCADのお世話になります。
中央右の円がノーマルステップポジション、その右上が今回作成するステップポジションとなります。
50mmバック、55mmアップ。これをさらに10mmずつ上下前後に移動できるようにプレートを分割します。これが4ポジションの仕組み。ですが・・・ここで致命的な過ちを犯していますね~(わかりますか?)
シミュレーション。
そして切削ツールとパスの検討。
前回うまく行った「面取り」を多用してみました。ペダル作るときにはテーパー上に面取りを入れてみようかな。
4ポジション。
使用する材料は2017Sの10mm板材を想定しています。
10mmで強度が保てるか少々不安ですがなんたってこいつはレーサー、軽量化も大事ですからね・・・まずは10mmで作って実際に装着してみて、必要があれば15mmに厚みをアップしましょう。
モックアップ作成。
で、まずは試作。
目的パスの確認と削りあがった部品の形状チェックです。当然、トライ&エラーになりますから高価な2017Sは使えません。個々は思いっきりチープに「木」で試し削り。
切削条件は本番と同条件(切り込み0.5mm、送り300mm/分)で削ります。
モックできました。
切削パスと面取りパス(手動ツールチェンジャー使用!)あわせて、この一枚で2時間弱掛かります。
当たり前ですが、2つ前の画像(ツールパス確認画面)とまったく同じように削れるんです。脳内イメージがいきなり実体化するこの瞬間、なんとも不思議な感覚です。
これは楽しい。
バリがすごいですがまあ、刃物も切削条件も木材用ではないですからしかたないですよね。カッターと紙やすりでこちょこちょすればこんなに綺麗になります。
わくわくしてきた!
モック組み立て。
ステップバーとペダルを手持ちのダブルアールズバトルステップから借用して組み立てる!
おお、なかなかカッコいいんじゃないですか??ベースプレートを作り変えれば各車種対応できる、ということもたくらんでいます。現時点でバックオーダー3車種(TRX、ZZR1100D、CBR250(単気筒)!!
実際に車体に装着してみましょうか。
はい、そして「致命的な過ち」。ステップ側プレートのボルト穴の位置を間違えていて、2ポジション(前後)にしか微調整することができません。
こういうことがあるから、木での試作が必要なわけです(私が抜けてるだけ)。図面を修正しました。
ヒールプレート。
ヒールプレートはこんな感じかな?
適当に穴を間引いてみました。
ドリリングがストイックに決まっているか、大きさはどうか。実際に削ってみないと、図面上では装着時の干渉やバランス(ルックスも大事)まではわかりません。
だから、木での試作が必(略