Z。
さて、話はZ軸へ。
可能な限り、X-1本体への加工は避けたいので、ありものの穴を利用します。Z軸はトップカバーを外すと3mmのネジ穴が4つ現れます(四隅に見えますか?)。ちょいと強度的に不安がありますが、これを利用してみましょう。
ちなみに、X-1の同型機・・・兄弟機・・・コピー機・・・は多数あります。また、X-1も1型から3型まで存在が確認されており、お手元のX-1には、この穴がない可能性もあります。あしからず。
採寸。
採寸をします。
各ボルト穴、そしてZ軸引きネジの座標を図ります。このマシンは各部がmm単位で構成されているらしく、採寸そのものは楽です。ノギスで十分でしょう。採寸したデータは紙に書き付けます。汚いメモで恐縮です。
CAD化。
この汚いメモをCADに転記するとこうなります。
CADは「鍋CAD」を愛用しています。操作方法が独特で、という感想を聞いたことがありますが、他を使用したことがない私にはなんら問題ありません。
そして切り出し。
そしていつもどおりこいつを原寸印刷、2017S板へ張り付け切り出し、穴あけ、外周加工してプレートは完成です。
Z軸はX-Y軸と比較し加重が掛かるのでひと回り厚めの板を使用しています。
そして装着。
完成したプレートとフランジベアリングユニットを組み付けるとこんな具合です。
なんとなく、モーターが装着できそうな雰囲気が醸し出されています。
そしてカラー。
あとはカラーを4本切り出し(コレも過重が掛かることを想定してX-Y軸のカラーより太くしています)、カップリングとモーターを組み付ければ・・・。
Z軸、完成。
Z軸完成です。さすが3軸目はサクサク進みました。
精度もまあまあ、上げ・下げともにカップリングを指でつまんでくるくる回せば軽く(ちょっと重く?指先で回せるレベルです)動きますから、恐らく私のステッピングモーターのトルクでも問題ないと思われます。
これで3軸そろいました。動作確認したいのですが残念ながらタイムアップ!まあ、あせらず行きましょう!