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スローアウェイ。
まず、刃物を用意します。ついにスローアウェイに手を出してしまいました。
せっかく旋盤をCNC化して精密な制御を可能としても、肝心のバイト刃先形状が異なっていては、同じパスを通しても同じ切削は再現できません。「アルミ削るにスローアウェイは不要」との信念でしたがここにきてやむを得ず、です。いや、ランニングコストを意識してではないのですが・・・
いざ使おうと思ってもスローアウェイは山ほど種類ありまして、いろいろ悩んだ結果VBMW160404、つまり35度ひし形の逃げ5度を選択しました。なんとなくスミバイト的に細かい切削に向いてるように思えまして。
ホルダーは自作です。手元にあった軟鋼棒で作りました。軟鋼でよいのだろうか?
お題はこちら。
試し切りのCAD図面です。
挑戦するはもちろん手動では到底不可能な球面削りだし。具体的なパスの作成方法などは別コンテンツで用意いたします。しばしのお待ちを。
パーフェクト。
実際にアルミ丸棒を切削してみます・・・
はい、成功のようですね!
まーべらす!
きれいに繋がった球を削りだすことができました。これにてようやく完成、終了です。
これでステムシャフトだろうかモーリステーパーだろうがどんとこい!です!
これにてCNC化終了!
長らくお付き合い頂きありがとうございました。
フライスと同様、こちらも改良は続きます、
・ステッピングモーターのトルク強化
・主軸モーターの制御、ネジ切り可能化、3D彫刻機化?
・給油の自動化
・ツールチェンジ自動化
を行うことになると思います。今回も多数の方々のアドバイスを頂きました。
お礼を申し上げます。