ホイールを換装してみようぜっ!

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ホイールを換装してみようぜっ!

はじめまして。アクスルシャフトの加工をお願い致します。加工内容は必要の長さにカットしていただき、端部ネジ加工です。加工用アクスルシャフトは新品2本用意してあります。
簡単ですが画図を書きましたので、御連絡頂いたのち画像と詳細を送ります。
それでは御連絡お待ちしております。

 

サイトの下の方にある、「ご質問、加工依頼はこちらから!」から届いたメールです。

 

アクスルシャフトは非常に重要な部品です。意外にも?それほど硬い材質で作られてない場合が多く(おそらくクラック対策でしょう)、加工そのものは比較的容易なのですが、ブレーキを含めた足回りは気を使います。ご依頼者と入念な打ち合わせをして、お手伝いをさせて頂くことになりました。

 

発端はアクスルシャフトの加工だけ、でしたが・・・

図面作成と考察。

具体的には、XV1600のホイールを、ハーレーのホイールに換装する、が目的となります。

 

XVのアクスルシャフト径は22.0mm。対して、ハーレーのアクスルシャフトは3/4インチ、つまり19.05mmとなります。
また、全長もおネジ部のピッチも長さもあいません。

 

当然、ホイールカラーの構築も必要となります。ハーレーはハブカラーというおしゃれなものが付いていますので、出来るだけこれらハーレーテイストなものは残しつつ、必要十分な強度を保つために図面を引いて入念にチェックします。

 

うん、これで行けるでしょう。

 

シビアな加工が多いなこりゃ。ちなみのこの図面、Excelで書いてたり。




アクスルシャフトのネジ切り直し。

では、アクスルシャフトを加工します。

 

加工メニューは

 

  1. 全長の切り詰め
  2. ネジの切り直し

 

です。材質はステンレス(日本車ではほとんどみません)であり、多少切りにくいものの回転を落とせば加工上の問題はありません。

 

全長の切り詰めは突っ切りバイトで切り落としておしまい。

 

ネジ切りもFL350EのCNCユニットを取り外し、取扱説明書に従ってギアを組み、旋盤でのねじ切りを行います。このサイズ(M18ピッチ1.5)であればダイスも確かにあるのですが、丸棒に対し傾かずにネジを切るのは至難の業です。意外かもしれませんが、旋盤はねじ切りに非常に適しています。

 

いつもの手とぎバイトではなく、今回はスローアウェイを使いました。

 

しかしよくこれが折れる!結局切り込みは1回あたり0.05mmに落ち着きました。主軸はハンドルを付けて手回しです(完全手加工ですね。

 

なんどもなんども繰り返し、注意深くていねいに送ります。

 

はい、出来ました!

 


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アクスルシャフトの太さ違いを吸収。

次に、アクスルシャフトの太さの違いを吸収します。

 

先に書いたとおり、

 

  • XVのアクスルシャフト径は22.0mm
  • ハーレーのアクスルシャフトは19.05mm

 

です。この差を吸収しないと、フォークアウターチューブとアクスルシャフトがしっかり固定できず、危険です。直径にして1.95mm、半径では0.975mm。わずか1mm未満ですが、無視できる交差をはるかに超えています。

 

アウターチューブはアルマイトが掛かっています、電食を考慮してアクスルシャフトと同一材質と思われるSUS304の22.0mm丸棒を入手します。

 

これに旋盤で19.03mm程度の精密中繰りを行い、アクスルシャフトに圧入します。

 

 

圧入です!するする入ってはダメです。

 

卓上工作機械であっても、段取りを入念に行う事、計測器を正しく使う事、そしてちょっとした腕前(汗)で2/100レベルの加工を行うことができます。

 

バッチリできました。これでフロントホイールがぶれることはないでしょう。


ホイールカラー(ハブカラー)

アクスルシャフトが決まりましたので、次はホイールカラーです。

 

ハーレーはこのホイールカラーが装飾的要素を持つ「ハブカラー」として用意されています。

 

今回はこのハブカラーの

 

  1. 穴径の変更
  2. 厚みの変更

 

を行います。このハーレー純正ハブカラーを確認すると、アルミの外径部にスチールのカラーが圧入されていました。まずはこのスチールカラーを油圧プレスで抜き取ります。

 

抜き取ったスチールカラーを採寸、代わりに打ち込むカラーを設計します。

 

設計が終われば旋盤で削り出し、再び圧入。これですべてのパーツが揃いました。

 


後はオーナー様のお仕事です。

出来上がったパーツを丁寧に梱包し、オーナー様へお送り致しました。

 

さあ、無事に取り付けられるのでしょうか。現物合わせナシの加工はどうしても難しいのです。組み付けてみてわかることもたくさんあります。

 

もちろん、組み付けてなにかトラブルがあったときはお気軽にご相談ください、最後までお付き合い致しますから!

 

ドキドキしながらお返事を待つ数日間。ご連絡がありました!

 

 

 

こんにちは、先程、無事に装着完了致しました。
ホイールは16インチ→21インチへ大変身です。

 

 

そこには16インチから19インチへ生まれ変わったXV1600の画像が。よかった、うまくいったみたいで何よりです!

 

これからブレーキ回りやその他小物でまたお付き合いが続きます。これからもよろしくお願いいたします。

 

カスタムってホントに楽しいですね。




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